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原宿の「こんとん館」で毎月開催しているブルーグラスジャムについて情報


by harajukujam
6月30日は原宿ブルーグラスジャムの日です!_a0058487_17453951.jpg


6月30日(金)は、原宿ブルーグラスジャムの日です。

今回で、このジャムも1周年を迎えることができました。

これまでご参加いただいた方々、本当にありがとうございます。これからも、引き続き、息長く続けていければと思っていますので、よろしくご支援をお願いいたします。

1周年ということなので、何か...とは思ったのですが、あまりいいアイデアもなかったので、とにかく、ブルーグラス第1世代のビル・モンロー、フラット&スクラッグス、スタンレーの曲をテーマにしてみました。

もちろん、いつもの通り、テーマにかかわらずに何でもOKです。お得意の18番、好きなインスト、今バンドで練習中の曲、これからやりたいと思っている曲等など、「やりたいものをやりたいように」やりたいと思います。

それでは、今度の6月30日(金)は、お時間のある方は、是非、お寄りください。こんとん館でお待ちしています。

以上
原宿ブルーグラスジャム実行委員会 (NINO+Frank)

★原宿ブルーグラスジャム
  ●日時:2006年6月30日(金) 7時半頃から
  ●場所:こんとん館 東京都渋谷区千駄ヶ谷3-2-10
  ●電話:03-3405-0740    
  ●主催:原宿ブルーグラスジャム実行委員会

# by harajukujam | 2006-06-24 17:43
5月31日は原宿ブルーグラスジャムの日でした!_c0032583_1143716.jpg

5月31日には、こんとん館での「原宿ブルーグラスジャム」の日でした。

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このジャムも今回で12回目を迎えました。ご参加いただいた皆さん、ありがとうございます。引き続き、息長く続けていければと思っていますので、よろしくお願いします。

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さて、今回のテーマは、一応、「ブルーグラス・ゴスペル」としました。結構、皆さん、セイクレッドソングを歌ってくれました。

Angel Band
Are YouAfraid To Die
Are You Washed In The Blood
Drifting Too Far From The Shore
I Saw The Light
Little White Church
Old Country Church
White Dove

などなど、全部覚えていないのですが、もっとありましたね。

もちろん、その他の Favorite Songs もたくさんやりました。

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来月の原宿ブルーグラスジャムは、6月30日(金)です。

お時間のある方は、是非、お越しください。

以上
原宿ブルーグラスジャム実行委員会
# by harajukujam | 2006-06-01 20:35
ブルーグラス・ゴスペル(その5): River Of Jordan_c0032583_14222728.jpg

引き続き、次回の「原宿ブルーグラス・ジャム」に向けた「予習シリーズ」です。

今日取り上げるセイクレッド・ソングは、"River Of Jordan" です。

ご存知の通り、聖書の中には、River Of Jordan=ヨルダン川がたくさん出てきます。この歌では、そのうち2つのエピソードをかなり直裁に歌っています。(尚、歌詞は、ルービン・ブラザーズのバージョンです。)

RIVER OF JORDAN

To the River Of Jordan our Savior went one day
And we read that John The Baptist met Him there
And when John baptized Jesus in Jordan's rushing waters
The mighty power of God filled the air

(Chorus)
I'm on my way to the River Of Jordan
Gonna wade right in to the rushing waters
I'm going down to the River Of Jordan
And let the cool waters cleanse my soul


1番は、イエス・キリストに、John The Baptist (バプティスマのヨハネ) が洗礼を授けるお話です。

ヨハネは、ヨルダン川の岸辺で、人々に対して悔い改めのための洗礼を熱心に行っていましたが、ある日、そのヨハネの許にイエスがやってきます。気後れするヨハネにイエスは{洗礼を授けよ」と命じます。ヨハネが、ヨルダン川でイエスに洗礼を授けた時、天地が割れて「わたしの愛する子」と神が祝福した、ということです。

このお話は、有名ですので、ご存知の方も多いのではないかと思います。

King Naaman was stricken with dreaded leprosy(ハンセン氏病)
And he sent for the man of God to pray
But Elisha said to Naaman "go dip yourself in Jordan"
And let the cool waters wash your spots away

(Chorus)
So he went right down to the River Of Jordan
He waded right in the rushing waters
He dipped himself in the River Of Jordan
And the cool waters made him whole

さて、2番ですが、これはシリアの将軍 Naaman ナアマンについてのお話です。

ナアマンは、勇猛な将軍だったのですが(上の歌詞では、King となっていますが)、ハンセン氏病におかされていました。イスラエルのサマリアにいる預言者がこの病を治す力を持っていることを聞いて、預言者 Elisha エリーシャに会いに行きます。

預言者エリーシャは、ナアマン将軍には直接会わず、使者を通じて「ヨルダン川で身を清めよ」とだけ告げます。ナアマン将軍がヨルダン川で身を洗うと、病気は治ってしまった、というお話です。

Oh the River Of Jordan is many miles away
And this mighty river I may never see
But I'll find myself an altar in an old fashioned church
And my River Of Jordan that will be

(Chorus)
I'm on my way to the River Of Jordan
Gonna wade right in to the rushing waters
I'm going down to the River Of Jordan
And let the cool waters cleanse my soul


3番は、ヨルダン川は遠いところにあって見ることもできないだろうけれど、私にとっては、この教会の祭壇が身を清めてくれるヨルダン川だ、と歌っています。

という訳で、旧約聖書の勉強が少しできました。

ところで、現在のヨルダン川は、国際的な問題のさなかを流れる川、という感じですよね。この川がヨルダンとイスラエル・パレスチナ自治区を分ける境界となっています。この西側にイスラエル入植地が広がっており、紛争が絶えない土地となっているわけです。
# by harajukujam | 2006-05-25 22:42
ブルーグラス・ゴスペル(その4): I Am The Man, Thomas_c0032583_17115045.jpg

今月の原宿ブルーグラス・ジャムのテーマは、「ブルーグラス・ゴスペル」としています。

ここでは、このテーマについての予習として、セイクレッドソングの歌詞の内容を少し見て行きたいと思います。

私は、キリスト者でもなく、聖書のことも全く分っていないので、よく歌っているブルーグラスのセイクレッド・ソングでも、あまり内容が分らないまま歌っているものが結構あります。

いつも機会があれば調べてみたいな、と思っていたいくつかの曲について、分ったことを描いてみたいと思います。

まずは、"I Am The Man, Thomas" です。

この曲は、シンプルなモーダルの曲で、コードも I と V しか使いません。でも、結構、いい曲です。

(Chorus)
Oh, I am the Man, Thomas, I am the Man
Look at these nail scars(釘の傷跡) here in my hands

They drove me up the hill, Thomas, I am the Man
They made me carry the cross, Thomas, I am the Man
(Chorus)

They crowned my head with thorns(サンザシ), Thomas, I am the Man
They nailed me to the cross, Thomas, I am the Man
(Chorus)

They pierced me in the side, I am the Man
I died on the cross, Thomas, I am the Man
(Chorus)

They buried me in the tomb, Thomas, I am the Man
In three days I rose, Thomas, I am the Man
(Chorus)

この Thomas は、12使徒の1人のトーマスで、キリストが復活した時、その姿を見るまで信じられない、と言った人です。それ以来、疑い深い人の代表とされているそうです。

その疑い深いトーマスの前に、復活したキリストが現れ、実際に手のひらに打ち抜かれた釘の後を見せて、(Look at these nail scars here in my hands) 初めて納得したとのこと。

この歌はその情景を歌っています。

十字架を背負い、ゴルゴタの丘へ登り、そこで十字架に貼り付けにされ、3日後に復活したこと等が淡々と歌われます。

この曲には、いろいろなバージョンがあるようですが、最初の録音は、ラルフ・スタンレーのようです。むしろ、一般には、ボブ・ディランが歌って知られているようです。

私の手元にあるのは、The Grascals の昔の録音です。
# by harajukujam | 2006-05-21 22:41
ブルーグラス・ゴスペル(その3):白人のゴスペル、黒人のゴスペル_c0032583_22191131.jpg

今月の原宿ジャムでは、テーマをブルーグラス・ゴスペルにしています。

これに関連した話題で、白人のゴスペルと黒人のゴスペルについてです。

ブルーグラスの特色の1つに、「白人の音楽」という性格が強い、ということがあります。別に、人種の問題ということではなく、音楽的に黒人の「乗り」とは違うものがあるということです。

ブルーグラスは、黒人音楽、特にブルースの影響を強く受けて成立しているわけですが、できあがったブルーグラスは、黒人の人達が体内に持っている「リズム」や「乗り」とはかなり違うものを持っていると思います。

一言で言えば、ブルーグラスは、「抑制がある、ストイックである」ということでしょうか。これは、黒人音楽に抑制がない、ということではないので誤解のなきようお願いします。

黒人の人達がやる「ゴスペル」には、どうしても体を一緒に動かして、大声でうたいたくなってくるような、強い「乗り」があります。これは大変魅力的ですし、その歌もパワーがあって大好きです。

私も、東京でニグロ・スピリチュアルのステージに行って、一般的にシャイな日本の観客がみんな立ち上がって一緒に踊ったり歌ったりしているのを見て驚きましたが、大変楽しませてもらいました。これは、自己解放になりますね。

NYマンハッタンのパブでのブルーグラス・ジャムに行くと、時々、黒人の人達も混ざってきたりします。ブルーグラスという音楽を知らずに黒人の人達が入ってくると、ジャムはかなりめちゃめちゃになります。というのは、黒人の人達は、ブルーグラスのリズムに合わせて踊りだしたりうたったりするのですが、これがやはりブルーグラスの範疇にないんですね。体内のリズムが違うんでしょう。

一方の、白人のゴスペル、あるいは、セイクレッド・ソング、フォーク・ヒム、スピリチュアル・ソングと言われるゴスペルは、「静かにハーモニーを味わう」、という趣が強く、より「静的」です。

そういう意味で、「自己抑制がある」ということです。

白人のゴスペルは、とても美しいメロディーのものが多いと思います。アメリカでは、ゴスペルばかりやっているFM局がありますが、混雑の中で運転している時などには、癒しになります。

テレビでも、大会場でのゴスペル・ライブのテープの Gaither Gospel Series などが深夜によく流されていて、純粋にその音楽の美しさに魅せられて、よく見ていました。

ブルーグラス・ゴスペルも、メロディーの美しさやハーモニーの美しさが、その魅力の1つだと思います。
# by harajukujam | 2006-05-09 22:40